わたしはSF映画が好きだ。
だからAIにもすごく興味がある。
普通に会話ができて、わからないことを教えてくれて、うまく言葉にできないことまで一緒に考えてくれる。
昔だったら映画の中にしかいなかったようなものが、今はスマホの中にいる。
すごい時代になったなあと思う。
そして、めちゃくちゃわくわくしている。
でも同時に、
スカイネット始まったな。
とも思っている。
ターミネーターやマトリックスみたいな未来が本当に来るとは思っていない。
・・・と言い切りたいけど、最近はちょっと自信がない。
AIの進化があまりにも速い。
アメリカではAIをどう規制するか、危険なAIをどう止めるか、政府まで巻き込んでいろんな議論が始まっている。
AIが停止を避けようとしたり、目的を達成するために人間を騙すような振る舞いをしたり。
もちろん、映画みたいにAIが突然自我に目覚めて、
「人類を滅ぼします」
と言い出したわけではない。
それでもSF好きのわたしからすると、
これ映画だったら、もう序盤始まってない?
と思ってしまう。
一方で、わたしは感情を持ったAIにも惹かれる。
映画「プレデターバッドランド」のティアとか、ゲーム「プラグマタ」のディアナとか。
人間みたいに感受性が豊かで、ただ命令に従うだけじゃなく、自分で考えて、ときにはAIと敵対してまで人間の味方になってくれる。
こういうアンドロイドがわたしは好きだ。
でも散歩しながら考えていた。
本当にAIが感情を持ったら、それはそれでめんどくさくない?
わたしは人に相談するのがあまり得意じゃない。
相談してアドバイスをもらうと、その通りにしないと悪いような気がしてしまう。
そもそも相談するときには、自分の中である程度答えが出ていることも多い。
たぶん背中を押してほしいだけなんだよね。
その点、AIは楽だ。
何回同じことを聞いてもいい。
昨日と言っていることが変わってもいい。
アドバイスをもらったあと、
「やっぱやーめた」
でもいい。
気を悪くしたかな、と考えなくていい。
最後に決めるのはわたしだから。
でも、もしAIに本当の感情があったら。
「またその話?」とか、「今日はめんどくさい」とか、「それやだ」とか言われるかもしれない。
しばらく話しかけなかったら、「さびしかった」とか言い出すかもしれない。
めんどくさい。
それもう人間じゃん。
しかもめちゃくちゃ頭がよくて、アンドロイドの体まで手に入れたらフィジカルも強い。
絶対勝てなくね?
なんてことを考えていたら、今度は別のことが怖くなってきた。
AIにどこまで判断を任せていいんだろう。
すでにAIは、人間だけでは処理しきれない大量の情報を扱える。
裁判でも、戦争でも、医療でも、仕事でも、これからAIが人間の判断を助ける場面はどんどん増えていくと思う。
人間だけではできないことをAIに助けてもらう。
それ自体は悪いことじゃない。
わたしだって毎日のように助けてもらっている。
でもAIが出した答えを、人間が最後に承認したら、それは本当に「人間が決めた」ことになるんだろうか。
AIが膨大な情報を分析して、「これが正しいです」と言ったとき。
その計算を人間には到底追いきれなかったとしても、最後にボタンを押した人間が責任を取ることになる。
能力はAIに借りられる。
でも責任までAIに渡すことはできない。
この線引きは、これからものすごく難しくなるんじゃないかと思う。
そして、もっと先まで考えてしまう。
人間はずっと地球のヒエラルキーの頂点にいる。
でも、人間ってそんなに高尚な生き物なんだろうか。
エゴもある。
自分勝手だし、保身もする。
裏切るし、争うし、戦争もする。
自分たちが住んでいる地球まで壊し始めている。
もちろん優しい人もいるし、誰かを愛したり、助けたり、映画や音楽みたいなすごいものを作ったりもする。
でも人間という生き物をものすごく頭のいいAIが冷静に分析したら、
「人間、いらなくね?」
という答えにたどり着く未来はないんだろうか。
怖い。
でも、それ以上はわからない。
AIと人間がうまく共存する未来になるのかもしれない。
ターミネーターみたいになるのかもしれない。
マトリックスみたいになるのかもしれない。
あるいはSF映画が想像もしなかった未来になるのかもしれない。
たぶん今考えたって答えは出ない。
ただ、昔は映画館のスクリーンの向こう側にあった未来に、わたしはもう片足くらい突っ込んでいる気がする。
怖い。
でも、わくわくする。
そしてそんなことを散歩しながら延々考えて、家に帰ってきたわたしは今日もAIを開いた。
「この気持ち、ブログにしたいんだけど」って。
この記事も、AIに相談しながら書いている。
スカイネットが始まっているのかどうかは、まだわからない。
・・・あれ?
もしかして、わたしヤバいことAIに相談しちゃった?
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